花まつりの日に興福寺から東大寺へ行く途中、春日大社に寄り道した。
進んでいくと、めっちゃデカいムキムキの鹿がいた。
手水所の隣には、祓戸神社がある。
祓戸神社――大きな神社を入ってすぐの所にあることが多い。神に近づく前に身を清めるという考えは、古代ユダヤとも共通している。もしかしたら、万国共通かもしれない。
瀬織津姫という神様が祀られていて、知らず知らずのうちに犯した罪まで祓い清めてくださるそうだ。
罪を清めるという概念は、ユダヤ教やキリスト教と似ており、親近感が沸く。
「一つ一つちゃんと見てたら、いろんな発見あるんやなー」
わくわくしながら先に進む。
進んでいくと、柵に囲まれた石が出現した。
めっちゃ昔に神様が降臨したらしい。
「聖遺物や……」
さらに進むと看板があった。
四柱の神様が祀られている。
「タケミカヅチ……ロボットアニメとかで聞いたことあるやつや!(無知)」
改めてよく見ると、神社の神域は幾重にも囲われ、中央へ進むにつれて神聖さが増し、最深部は神職など限られた人だけが入れる「至聖所」になっているという感じがする。やはり古代ユダヤの神殿と似ている。
本殿を出たあとは、多くの社を見て回ることとした。
いろんなご利益の神様がいろんな所に鎮座している。これは、古代ユダヤの神殿とは真逆の特徴だ。とても賑やか。
詳しいことはよく分からないが、龍に関する言い伝えがあるようだ。
そして紀伊神社というのがあり、新しい生気を与えてくださるという神様がいた。