天気が良かったので、外へ出ることにした。
近鉄奈良駅周辺の寺社仏閣巡りだ。
とは言っても多すぎて、暑い日差しの中全部回りきるのは苦行に等しいので、適当に歩き回って目に入った場所を見て回ることにした。
まずは、漢國神社(かんごうじんじゃ)だ。
※帰宅後調べると、本殿でなく「林神社」に、来日して日本で最初の饅頭をつくったとされる林浄因なる人物が祀られているとのことであった。
入ってみると、いくつかの神社がある。
次は、率川神社(いさがわじんじゃ)へ。
蛙石(かえるいし)というのがあった。
かえるという言葉の語呂合わせ(「若返る」「お金が帰る」「無事かえる」など…)から、健康回復・旅行安全・金運アップ等の御利益があるとされているらしい。
率川神社は、桜井の大神神社(おおみわじんじゃ)の摂社として建てられたとのことで、大神神社の遥拝所もあった。明治時代に設置されたようだ。
奈良町の方へ行くと、大國主命神社があった。
さらに歩いていくと、元興寺の小塔院跡を発見した。
町中に戻って歩き出すと……
政党ポスターと仲良く壁に貼りついていたのであった。
また歩いていくと、称念寺というお寺が。
次は、御霊神社(ごりょうじんじゃ)だ。
政治のいざこざで幽閉されてそのまま亡くなった人を祀って、800年に創祀されたのが始まりだが、15世紀に土一揆に巻き込まれ焼失し、現在の場所に遷座されたとのこと。
悲運の内に亡くなった人を祀ることで、災厄を逃れようとする御霊信仰の神社だ。
狛犬の足に糸が巻かれているのは、江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人が帰って来てほしい、子どもが神隠しに遭わないように、客足が遠のかないように、といった「足止め」の願いがこめられているらしい。
近隣には、元興寺の塔の跡?があった。
石碑の隣には…
こ、これは何だ!?
そういえば、この文言はたまに見かけるな……。
後日調べてみると、白光真宏会という宗教団体が始めた運動らしい。
元興寺の施設の跡地に置いてあるということは、いろいろな宗教団体が運動に参加しているということだろうか。
とりあえず門をくぐってみた。
古郷の 明日香の あれど あをによし 平城(なら)の 飛鳥を 見らくしよしも
再び、町中へ。
住吉神社を発見。
説明書きを目にすると……。
ん?
へ? 宗教戦争?
詳しいことはよく分からないが、お寺同士のバトルにより、神社が焼失していたらしい。
どの宗教も、いろいろといざこざがあるものなのかもしれない……。